バン・ボーラ!──伊藤武のなまけブログ

作家・伊藤武かきおろしーーーーー満月通信のコラム

Category [満月通信 ] 記事一覧

【女神講座】伊藤武コラム

〈神〉は存在するのか、しないのか——わたしは、じつは、このテーマにはあまり興味がありません。ある意味、無神論者なのかもしれません。むしろ、〈神〉を生み出す、あるいは認識する人間の心のほうがずっとおもしろい。ヒト以外の動物に神がいる、とは思えません。少なくとも、猿や蛇やナメクジやハエが神を拝んでいるようには見えない。しかしヒトは、どんな未開な部族であっても、かならず神をもっています。人の心は神を発想す...

【時代は変わる?】伊藤武コラム

ボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞しました。タゴールや川端康成と並んだわけですが、もちろん賛否両論。否のなかには、「ポップ・ミュージックの歌詞が文学賞に値するのか」といったものだけではなく、「反逆児のイメージで売ってきたディランも、ノーベル賞の権威にひれ伏すのか」というのもあるようです。たしかに、——どれだけ砲弾をぶっ放したら、武器と永久にオサラバする気になれるんだ?と歌ったディランに、ダイナマイ...

立体シュリー・ヤントラ建立

インドやジャワで、ヒンドゥー寺院をお参りしたかたは、きっと、不思議な感覚を経験されたことでしょう。岩の建築なのに、有機的ななにか——そう、巨大な生物の体内に……いや、胎内に呑みこまれたかのような……明るいキリスト教の教会やイスラムのモスクとは異なり、薄暗い、灯明のあかりが光と影の彩をなして踊る石の壁は、まるで、生物の器官がひくひくと息づいているような……そんな気分になる。そうなるように、設計されているので...

遺跡の楽しみ【伊藤武のかきおろしコラム】

エジプト・ギーザのピラミッドは、現在は切石(きりいし)のゴツゴツした堆積ですが、当初は石灰岩の化粧板で覆われていたことは、周知のことと思います。鏡のように磨かれた化粧板を、昼間は太陽がギラギラと照り返し、夜は満月の冷たい光が湖の底のように青く濡らしていたことでしょう。カンボジアのアンコール・ワットも、はじめは屋根や塔は黄金で覆われていました。周囲も、今は密林ですが、そのころは商店や、王族・貴族の館...

【パエリャの偉大さ】伊藤武コラム

ひとり暮らしで米を炊くのは億劫なもの。ちょこっと炊いてもつまんないし、かといってたくさん炊いて置いておくと、この季節になるとすぐに臭ってくるし。先日、スペイン料理屋でベリーダンスを踊る友人のお招きを受けてその店に行き、パエリャ鍋に入って出されたシーフード・パエリャをいただきました。そして、「ああ、米のメシを食いたけりゃ、パエリャがあるではないか!」と思いいたりました。若いころのインドでのこと——安宿...

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