バン・ボーラ!──伊藤武のなまけブログ

作家・伊藤武かきおろしーーーーー満月通信のコラム

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【伊藤武のちょこっとサンスクリット語】

チャクラ Cakra चक्र

“チャクラ”といえば、われわれは人体の神秘的なセンターを思い浮かべますが、この語にはほかにも多くの意味があります。車輪、回転臼、武器としての円盤、渦巻き、時間の周期など。サンスクリットの現代的用法としては、1980年代までのダイヤモンド針でこすって音を出すディスク(レコード盤)も
“チャクラ”。といえば、この語の原義、イメージするものがおわかりになるでしょう。
そう、「くるくる回る」ものが、“チャクラ”。
“チャクラ”の語根(語源となる音声、言葉のタネ)は、kṛ(行なう/為す)。これを「重複」させます。「重複」とは、日本語でいえば、「くるくる回る」の、くるくる、がまさにそう。くる、を2つ重ねて、くるくる。“チャクラ”の場合もkṛを重ねる。kṛ-kṛであれば楽なのですが、k音はc音で重複させるなどの文法ルールを経てca-kṛ
→ cakraとなります。ca音には「円い」というニュアンスがあるから、「なんどもなんども回転する」ようすが目に浮かぶ、絶妙な表現といえます。
“チャクラ”はそのような成り立ちの語ですから、ヨガの人がよく口にするような「開く」性質のものではありません。むしろ、「挿入する」がいい。
現在のCDやDVDもディスク、すなわち“チャクラ”なのでしょうが、ヤントラ(機械)に挿入して使用するため、くるくる回転している様子を直接目にすることができません。ヨーガのチャクラも、これに似ています。
チャクラの絵をみると、全体が蓮華にデザインされています。つまり、円があり、その内側に神仏像や種字が置かれ、外側を文字の書かれた花びらが縁どっています。このようなチャクラの絵を、観想(イメージ瞑想)によって、身体の特定部位に「挿入」して、花びらの文字を右回りになんども誦えることによって「回転」させます。それによって、その部位にプラーナが集まり、チャクラ図に刻まれた情報が立ち上がってくるのです。
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