バン・ボーラ!──伊藤武のなまけブログ

作家・伊藤武かきおろしーーーーー満月通信のコラム

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【むつきの満月通信】

放射線とアーユルヴェーダ

大震災と放射線、悪夢の重なった2011年も暮れようとしています。
東北は、大震災を過去のものとし、たくましく復興するでしょう。いっぽう放射線は、われわれを悪夢のなかに彷徨(さまよ)わせたままでいます。われわれは、今後も、ずーッと、こいつとつき合わざるを得ないのです。
某出版社に頼まれて、英語の科学誌に掲載されていた「放射線とアーユルヴェーダ」といった内容の論文を訳しました。作者は、プラシャーンティ・ド・イェーガー。Prashanti de Jagerで検索すると、ヨーガやアーユルヴェーダを解説する姿をYou Tubeで拝見できます。ヨーロッパ人ですが、インドのリシケーシュに在住する、アーユルヴェーダの実践/研究家として有名なかたです。おそらく日本人を励ますためにしるしたと思われるその論文の内容をざっと紹介しましょう。

放射線の人体を蝕む牙は、つきつめれば、酸化力である。体内におびただしい活性酸素を生み出し、それがDNAに損傷を与える。その結果が、癌や白血病をはじめとする深刻な疾病、老化となって現れるわけだ。
しかし、真実をいえば、DNAは、毎日々々、毎秒々々、あなたがこれを読んでいるこの瞬間にも、大量に破壊されているのだ。が、その破壊と平行して、ほぼ同じ数のDNAが修復されている。
放射線との関連でいえば、地球上の生命はつねに放射線にまみれて暮らしてきた。大地からはラドンの放射を受け、天からは宇宙線が降りそそぐ。過去何百万年ものあいだ、身に浴びせられる自然界の放射線は今よりはるかに強かった。とくに何十回とくり返されたポールシフト(自転軸の大幅な傾斜現象)のあいだは、宇宙線をさまたげてくれる地磁気のマントルも失われてしまうのだ。
だが、人類は、放射線の脅威をはね返し、何百万年もかけて進化してきた。DNA修復にすぐれた種のみが生きながらえた。DNA修復は、わがDNAの一部なのだ。
さまざまなハーブ(薬用植物)は、そのDNAの力をさらに引き出してくれる……

欧米の科学者たちは、ハツカネズミにガンマ線などを照射し、放射線障害にしたうえで、さまざまなハーブを与えて、回復をうかがう実験をくり返しています。イェーガーは、そうした実験のレポートを引き合いに出しながら、抗酸化や免疫力増強(これもDNAの作用)に役立つアーユルヴェーダの生薬をいくつも紹介しています。
日本では入手しにくいものも多いのですが、今ではスーパーにも置いてあるターメリックはそうした生薬の中でもトップクラスの存在です。
また、トゥラシー(ホーリーバジル)には、奇跡的ともいえる、素晴らしい効果があるそうです。
そしてイェーガーは、
「おのれのDNAを信頼し、ハーブの助けを借りれば、低濃度の放射線であれば、怖れるに足らず。それよりも怖いのは、フクシマ以来、世界にはびこる恐怖と悲観主義である。アーユルヴェーダによると、恐怖に打ちのめされ萎縮した心は、ハーブの支援も拒否し、心身を根っこから腐らせる業病(ごうびょう)のひとつである」
という言葉で論文を結んでいます。
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