バン・ボーラ!──伊藤武のなまけブログ

作家・伊藤武かきおろしーーーーー満月通信のコラム

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トマトの才能【伊藤武のかきおろしコラム】



お陽さまギラギラ、汗ダラダラ。なにもやる気が起こりません。かようなときは、ほとんどなにもせずに楽しめることをやるに限る!
ところで、ネパール(いま、どうなっているのだろう?)は、トマトとジャガイモが抜群においしい。原産地のアンデスに似た環境だからでしょうか。今年3月にネパールに行ったとき、トマトの種を入手して、家のベランダの鉢に蒔いてみたのですが……ひょろひょろ伸びてはいますが、まだ花もつけてくれません。
ネパールでトマトの種を買ったのは、うまいネパールのトマトでドライトマトをつくったら、とんでもなく旨いやつが出来るだろう、と思ったから。しかたなく、近所でふつうに売ってるトマトで代用していますが、暑いときに、ほとんどなにもせずに楽しめることのひとつが、ドライトマト作りです。
ほんとうに簡単。トマトのヘタをむしり取って、縦に切り、断面を上にしてザルに並べて、太陽のギラギラ光線に当てるだけ。まあ、切ったトマトの種を取るとか、塩をふるとかのバージョンもありますが、わたしは切って干しただけのものが一番うまいと思っています。
細長くて水気の少ない調理用トマトがドライには適しているのですが、なければミニトマトを使います。ときに裏に返して、もちろん雨に当ててはなりませんが、4、5日も干せば保存も利きます(もっともカビがつく怖れもありますので、冷凍庫で保存するのがいいでしょう)。
しかし、干して1日めぐらいのやつでも生よりも美味しくなっている。パスタのソースにしたり、パンに乗っけて食べるとよろしい。トマトに限らず、ニンジンでもレンコンでも、カボチャやサトイモでも、野菜を切って軽く天日干しするだけで、味がぎゅっと濃縮されて、素材自体の旨味が増してきます。
ドライトマトになると、もうカツオブシなみの旨味の塊になり、イタリアンだけではなく、いろいろな料理に使えます。今ですと、ソーメンのつゆのダシにするのもいい。

ダシといえば、最近、和食やフレンチのレストランでも見られるようになった、そのものズバリの、トマトダシという手もあります。
1. 生の完熟トマトをざく切りにする。
2. ボウル、ザル、布巾(またはペーパータオル)を重ね、その上に切ったトマトを載せる。
3. 数時間もすると、ボウルに、トマトの透明な汁がたまる。
旨味いっぱいのこの汁がトマトダシ。これもどんな料理にも使えますが、汁に昆布や干し椎茸を加え、ラップして冷蔵庫に数時間入れてから、塩で調味すると、火にかけずともそのままで、さわやかなソーメンのつゆになります。
あまったトマトの果肉は、カレーなどに入れればよい。

さて、8月8日は、「ラーマーヤナでインドがわかる」の第2弾↓
http://blog.goo.ne.jp/akira-65/e/7fa1568b63df31943df47891f7ee3c04
トマトもジャガイモもトウガラシもなかった3000年前のラーマーヤナ時代のインドの人びとは、どんな料理を食べていたのでしょう?
工夫を凝らし、それなりに美味しいものを食べていたにちがいないのですが。
今回の「ラーマの食卓」復元料理では、森に追放されたラーマたちが食べたであろうと思われるアウトドア・クッキングを召し上がっていただきます。
ヨーガ、料理、トーク、ダンス。
池上の駅から数分歩くことを除けば、(ヨーガは別にして)ほとんどなにもせずに、1日楽しめることまちがいなし。来場をお待ちしています。
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