バン・ボーラ!──伊藤武のなまけブログ

作家・伊藤武かきおろしーーーーー満月通信のコラム

Category [サンスクリット語 ] 記事一覧

ちょこっとサンスクリット語【ラヴァナ lavaṇa लवण】

「この世でいちばん美味いものは何だかン?(三河弁のつもり)」と徳川家康に問われ、「塩じゃン」と答えたのは側室の阿茶局(あちゃのつぼね)。「塩がなきゃあ、どぎゃあ料理もあかん」「ほいじゃあ、どべ(いちばん不味いもの)は?」「ほれも塩だらー」たしかに塩の用法を誤れば、どんな料理もどべになる。塩をあらわすヴェーダ時代以来のサンスクリット語は“ラヴァナ”。√lū(切る/切り離す)の派生語といえば、「切るが何で塩...

ちょこっとサンスクリット語【アヤス ayas अयस्】

男ってえのは、だいたいにして刃物が大好き。ナイフとか刀とか……べつに物騒なことに使うンじゃなく、持っていたいのです。眺めていたいのです。料理に凝れば、包丁も立派なコレクション・アイテムになる。女性は実用的であればセラミック包丁でも構わないのでしょうが、男はそういうわけにはいかない。セラミック包丁なんて、無表情で、のっぺらぼうで、色気がなく、まったくそそられない。関孫六とかゾーリンゲンだとかが欲しくな...

ちょこっとサンスクリット語【ヴィナーヤカ Vināyaka】

インド人学者の調査によると、日本に243のガネーシャ寺院あり、とのこと。ガネーシャが、象の顔をし、人びとに富と知恵と幸福をもたらすヒンドゥー教の神であることはいうまでもありません。日本のガネーシャ寺院というのは、密教寺院にみられる聖天を祀った堂です。そのひとつ、高尾山の聖天堂を案内してくださった上人が、おっしゃいました。「聖天(しょうてん)はひじょうに恐ろしいホトケでしてな……聖天を扱うことは、荒行...

ちょこっとサンスクリット語【バーラタ Bhārata भारत】

インド、Indiaは、あくまでも外国人があの国を呼ぶときの名。http://itotakeshi.blog33.fc2.com/blog-entry-119.htmlインド人自身は、みずからの国を「バーラタの国」と称します。古くはBhārata-varśa(バーラタの領土)、現国名はBhārata-gaṇarājya(バーラタ共和国)。バーラタは「バラタに属する、バラタの子孫、バラタ族」ぐらいの意。バラタ(Bharata)は√bhṛ(担う/運ぶ/保つ)の派生語ですから、「[義務/正義を]担う者」...

ちょこっとサンスクリット語【マルマン marman मर्मन्】

ちょこっとサンスクリット語【マルマン marman मर्मन्】マルマ(サンスクリットでは“マルマン”)という語も、アーユルヴェーダ関係者のあいだでは、よく知られるようになりました。インドにおいても……。そう、インドにおいても。というのは、ほとんどのインド人にとって“マルマ”は、仏教と同様に、とうの昔に忘れ去られた知識であるからです。中世のムスリムとの果てない闘争のうちに、失伝してしまったのです。現在、アーユルヴェ...

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